人は『光の種』を持って生まれてくる。
そして人は随分高いバイブレーションで生まれてくる。
人のハートに込められた『光の種』は、「ありのままの自分ではない道を進んでいる時」に、何とも言えないズキズキ感が疼くようデザインされている。
つまり『光の種』がその人の進むべき道を知らせてくれているのだ。
人はあらゆる人生でスピリチュアルと共に生きてきている。どの人生においてもどの時代においてもスピリチュアルな人生を送ってきている。
そしてそれぞれの人生で培ってきた体験は、魂にしっかりと刻み込まれている。
それゆえ新しい自分になることが怖かったり、前へ進んだりすることが恐ろしかったりしている。
しかしながら『光の種』はそういった恐れに反応し、何とも言えないズキズキ感で『あなたの道はそっちではないよ』と教えてくれている。
光と闇の綱引きをずっとしてきたあなたは、今世のこのタイミングで綱を手放し、光に向かって進む決心をしている。
そして『光の種』が指し示す道を一歩一歩進んでいく。
少し個人的な話をさせていただきたい。
ぼくは幼少の頃から神秘世界、スピリチュアルな人やモノにとても縁がある。あるというよりも縁が深いといったほうがしっくりくるかもしれない。
それゆえ、目に見えない世界を信じるか信じないかなどという感覚を持ったことがない。ぼくにとって目に見えない世界は日常的なもので、空気を吸って呼吸をするようなものである。むしろ現実世界のほうが非現実に思える。
良きお手本がいる。ルドルフ・シュタイナーである。鮮烈な出会いであったことを覚えている。彼に関する文献や資料を夢中になって読んだ。
○ルドルフ・シュタイナー Rudolf Steiner
1861年2月27日~1925年3月20日
バルカン半島のクラリェヴェクで生まれ、オーストリアやドイツで活動した神秘思想家、哲学者、教育者である。
〈人物と業績〉
シュタイナーは、ヨーロッパの秘教伝統の中でも、とりわけ重要な人物と見なされている。
シュタイナーは宇宙の精神と結び付いた人間の内なる霊性についての認識の基礎づけを図り、また近代社会の諸問題の克服に向けた調和への道筋を探った。
その思想の中心はエコロジーと宗教が占めている。
また、神秘思想としては珍しく、教育、農業、建築、治療といった実用的な実践のノウハウを確立させていたため、シュタイナーの#遺#のこ#したさまざまな構想は、特にドイツ語圏の国々で小規模とはいえ存在感をもって実践され続けている。教育の分野においては、シュタイナー学校が日本でも実践されている。
家で苦しんでいる人、家を建てた後に苦しんでいる人へ
不幸ばかり続く人、不運ばかり続く人、その原因は家にある
〈新築するとなぜ?〉
家庭で起こるトラブルの原因も家にあるのだ。
家づくりで不幸になる人と幸せになる人とに分かれる。家づくりで失敗する人と成功する人に分かれる。次のようなことはよく耳にする話である。
- 「新築したとたんに、病人ばかり出るようになった」
- 「新築したとたんに、事故ばかり起こすようになった」
- 「新築したとたんに、すぐに引っ越すことになった」
ぼくのもとへ住宅設計の依頼をしてくださる方々へ向けて、家は慎重に選ばなくてはいけないとぼくは警鐘を鳴らし続けている。新築ばかりではない。中古物件にも危険が潜んでいる。
「この家へ引っ越してから夫婦喧嘩が絶えなくなった」とよく耳にする。きっと前に暮らしていたご夫婦や家族が、その家の中でいつも言い争いをしていたのだろう。そうしたネガティブなエネルギーが充満している家であろう。
中古車でもよく聞く。
「車を乗り替えてから頻繁に事故を起こすようになった」など。
モノにはエネルギーが宿る。知人の実例であるが、彼女はユーズドショップで米軍の軍服を購入した。購入したとたん、毎晩悪夢をみるようになりうなされるようになる。小さなケガも頻繁にするようになった。
彼女は友人に相談し霊能者のところへ相談にいき原因がわかった。空いている穴は弾丸痕跡だった。霊視によれば前の持ち主はおそらく亡くなっているとのことである。彼女は前の持ち主と同じ道をたどらないとも限らなかった。
歴代住人が離婚を理由に引っ越すという家の話も耳にした。孤独死の多い家もよく聞く事例の一つである。
家を選ぶときには、前の住人がどんな理由で引っ越しをしたのかをリサーチする必要がある。根本的な問題は、そこに暮らす人たちが持っているエネルギーにあるからだ。
そして、なぜそんな家を引き寄せたのだろうと考え、あまりにも不幸が続くようであれば、まず自分たちを見つめ直す必要がある。家よりも住む人の波長、纏っているエネルギーを高めることが先決になる。家によってそこで暮らす人たちの運命は左右される。
ぼくの神秘建築では建築に秘められた運命を明らかにすることで、家づくりにおける目に見えないものの存在について明らかにしていく。
これまで建築家として、ぼくの神秘建築についての着想や発想、それを展開していく方法について、その考え方をあまり人前で明らかにすることはなかった。それは突拍子もない発想だと思われることを恐れたからである。
これまで住宅設計や商業店舗、公共施設などの設計に携わってきた。また、景観アドバイザーや都市景観審議委員など公務もお受けしている。
そんな立場で日々仕事をしていたので20世紀であり、それは科学技術が最優先される世の中でもあった。
そんな中でこの話をすれば、あまりにも荒唐無稽過ぎて頭が変になったのではと心配されるかもしれないと考えてしまっていたのだった。
しかしぼくにしてみれば、建築の仕事の中で起きる不思議な事象は日常的な出来事になる。突然の思いつきでもなく、付け焼き刃で申し上げているわけでもない。ぼくの中では完結しているし整理できている。むしろ建築家としての仕事の中で役立ててきたことであり、「目に見えない存在に助けられてきた」という表現がピッタリである。
しかし、そう簡単には理解されないだろうことは覚悟している。それでもあえてこの理念、信念を明らかにしようと考えたのは、現代という大きな変革の時代にこの本を読んでくださっている方々が、潜在的に感じている想い、思いを覚醒する必要があると感じたからである。
似非占い師ばかりいる世の中である。似非風水が日本中に蔓延している。家相のこととなると、鬼門ばかりを話題にして恐怖をあおる。今の日本の特殊な状況を表しているといえる。
家が原因となり、どうがんばっても解決できない問題だとすれば、どうすべきか。それが目に見えない力、影響によるものだとすれば、いくら努力しても解決することはできない。
あなたの悩みの原因が、今住んでいる家だったらどうすべきか。マイホームの計画が人生を変える建築、建物だったらどうすべきか。
実は、ぼくたちの祖先はその解決方法をぼくたちに残してくれているのだ。
関連ツアー
【レイライン紀行】神秘建築ツアーシリーズ第1弾 『神秘建築家』 ヒグチノブユキ先生と行く 富士山信仰浅間神社5社巡りと金運神社
関連書籍
ぼくの神秘建築 幸せを引き寄せる家づくり
建築に秘められた運命を明らかにすることで、家づくりにおける「目に見えないものの存在」について明らかにしていく。「出雲神殿の復活」を目指す神秘建築家による、「21世紀型」建築家のための必読の一冊。
著者:神秘建築科 ヒグチ ノブユキ
出版社:文芸社
出版:2022年秋予定
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