募集型企画旅行とは？メリット注意点を解説

募集型企画旅行とはパッケージツアーのことをいい、1970年代はこのパッケージツアーがメインでした。行き先や途中で行うイベント、宿泊地などを全て旅行会社が決めたものです。そのため自分にあったプランを提供してくれる旅行会社を選ぶことが重要になります。

近年旅行会社にも様々な種類があり、特に需要が高まっているのが着地型の観光です。それぞれの地域に関心があり地域住民がしていることを体験してみたいと考えてる人が少なくありません。

募集型企画旅行であってもこのような着地型の旅行をすることもできます。この記事では募集型企画旅行のメリットや注意点、受注型企画旅行との違いを詳しく解説していきます。

募集型企画旅行とは？

募集型企画旅行とは旅行業法で設定されている旅行契約形態の1つであり、旅行会社が目的地や宿泊する場所、日程、費用などが決まっているのが大きな特徴です。募集型企画旅行といった言葉はあまり一般的ではないですが、パッケージツアーは同じ意味になります。

募集型企画旅行は、参加者を募ってから企画して実施するため、参加者全員が同じ場所で寝泊まりし、決められたコースを巡りながら観光などを楽しむのが特徴です。

募集型企画旅行、受注型企画旅行、手配旅行の違い

募集型企画旅行や受注型企画旅行、手配旅行はそれぞれ大幅に意味合いや目的が異なります。それぞれを詳しく説明していきます。

募集型企画旅行

旅行者が旅行の目的地やサービス、日程などを前もって決めてパッケージツアーにしたものです。そのため、宿泊地や移動手段、イベント参加などがセットになっていることが一般的です。

個別手配の旅行であれば移動手段から宿まで全て自分で探して手配が必要なので、募集型企画旅行の場合は全て旅行会社がおこなうため手間がかかりません。また、旅行会社は大人数分を予約するため、個別旅行よりも安くなるケースがあります。

受注型企画旅行

旅行をする人から依頼があってから、旅行会社が依頼者のニーズにあわせてスケジュールから宿泊や移動手段などの手配をすべて行います。つまりオーダーメイドツアーと同じ意味になります。さまざまなプランを把握している旅行会社に依頼することによって、自分で手配するよりも安くなる場合も。しかし募集型企画旅行と比べると割高になります。

手配旅行

旅行会社が旅行手配をすべておこなうのが手配旅行です。旅行会社がおこなうのは手配のみです。

募集型企画旅行のメリット

募集型企画旅行のメリットには次の点が挙げられます。

料金が安くなる場合がある
プランを全て立ててくれる
添乗員がつくことが多い

料金が安くなる場合がある

一般的に旅行者が募集型企画旅行を建てる場合は、ホテルや観光施設などで団体料金で予約していることから通常の予約する方法と比べて料金が安くなることが一般的です。行きたい場所やしたいことが特に決まっているわけではなくとにかく料金を下げたいといった方にオススメの方法です。

プランを全て立ててくれる

旅行のプランを立てるのは容易でないことがあります。特に団体のプランを立てるためには様々なことに気を付けなければいけません。そこで募集型企画旅行を利用することによって旅行会社が全てプランを立て、宿泊施設や交通機関などの予約をしてくれるので安心です。

準備する時間や手間を全て省きたい人にはおすすめです。

添乗員がつくことが多い

募集型企画旅行のポイントとして、添乗員が現地で同行してくれるケースが多いです。そのため初めて行った場所でもサポートをしてくれたり、観光地などの案内をしてくれたりなどと安心して旅行できるメリットがあります。旅程管理能力やトラブル対応能力も求められますが、ツアー参加者に「安心感」を与える役割を担っています。

添乗員が同行するツアーの場合、安全面においても大きなメリットがあると言えます。添乗員がいることでトラブル発生時の対応も迅速にしてもらえるからです。