究極のビレッジツーリズム に地域活性策を学ぶ
2011.12・17~24
この村のこどもたちの大学進学率は100%そして100%がUターンし村の発展の為に頑張っています。昔ながらのネパール人の生活体験を提供するこのビレッジツーリズムは、国内を旅行する習慣のなかったネパール人にも、うけいれられています。過疎化の進むネパールの山村で新たに始まった試みは、今後ネパールの観光産業の形を変える可能性を秘めています。中山間地対策、環境問題、教育問題、さまざまな、問題解決のヒントがちりばめられたシルバリ村の事例は、日本でも応用できるヒントが満載です。実際に訪れて、現地の目線に立って我がふるさとの地域活性のヒントをぜひつかんでお帰りいただきたいとおもいます。
この旅のもう一つのポイント。世界の屋根ヒマラヤ 7,000~8,000mの山々が大きく聳える絶景、それが簡単に味わえるのが、ネパールのアスタム村にあるリゾート「はなのいえ」です。いながらにして、ヒマラヤを堪能できる「はなのいえ」は4ヘクタールもの広さを持っているのに、客室はたったの10部屋。その敷地の多くを、自然有機農場として利用しています。毎日農場で収穫したとれたての野菜が食卓に並びます。食事のみならず、自然の恵みを充分楽しめるよう、様々な工夫がしてあります。例えばパーマカルチャーの考えを導入した農園作り、バイオガスを利用したキッチン、蜜蝋を使ったワックス、ソーラーシステムやオーガニックコットンを利用したタオルまで、様々な工夫が施されています。
もちろん、ヒマラヤの眺望は、最高です。標高は約1,500mなのに、直線距離で20km程度しか離れてないため、アンナプルナ連峰やマチャプチャレ峰などの雄姿が見られます。朝日を浴びて朱色に染まったり、星明かりを受けて白く光ったりと、常に変化するヒマラヤの表情をぜひご覧ください。
シルバリ村は、首都カトマンズより国内線空路プロペラ機にて30分。アンナプルナ連邦の眺望が美しいベワ湖のほとりに広がるネパール第2の町ポカラ。ここより60km、標高1,700m、人口わずか190名、舗装もされていない悪路をジープかバスに乗車し6時間かかる中山間地の過疎の村である。
観光立国ネパールにおいても、その流れから置き忘れられた山村、トレッキングルートからも外れ、最近やっと車道ができたが、それまでは麓の村まで数時間も歩かないとバスにも乗れない過疎地だった。そんな過疎の村にあっては、産業は農業と出稼ぎ。多くのネパールの山村と同じく、この村の村民もグルカ兵といわれる英軍で働くネパール人傭兵となって外貨を稼ぎ、村で生活する家族へ仕送りをする生活を送っていた。
以前は、この村から多くのグルカ兵が世界中のイギリス領に渡った。その後、退役し、ネパールに戻ったある老人は、自分の生まれ故郷であるこの村で、静かに余生を過ごそうとしていた。幾らかの恩給がある元グルカ兵たちは、観光地にホテルを建てたりするのが常だったが、この老人は、自分の村にホテルを建てようとは思わなかった。ホテルもない村を観光で活性化するいい方法がないか、と考えたのが、「ホームステイしながら、ネパールの伝統文化を紹介して、観光客を迎えること」であった。
さっそく実行委員会を設立し、委員会が村人を巻き込みながら動き出したのは1994年。「村が村でなくなるようなことはやめよう。田舎には田舎の良さがある。外国人や都会の人にスタイルを合わせるのではなく、ネパールの山の暮らしをそのまま味わってもらおう。自分たちの故郷を大切にし、観光客が不快に思わない最低限のものを揃えよう。そして『心』で接すれば、絶対に外国人も気に入るはずだ」と何度も何度も議論を重ねた。今や国内、海外合わせて年間3,500人がこの村を訪れる。
ヒマラヤを堪能できるリゾート「はなのいえ」を私たちだけで貸切にして滞在します。5へクタ-ルに及ぶ広大な敷地すべてを利用して、私たちだけの有意義な時間を過ごしましょう。
レンガでできた家とストゥーパが立ち並ぶカトマンズの谷。ユネスコ世界遺産に登録されているだけあって、ノスタルジックなたたずまいのカトマンズや、映画にも登場する中世の街並みが魅力のバクタプル、彫刻や工芸品の街パタンなど、じっくり時間を取って訪れます。
カトマンズ空港でビザを取得します。25米ドルと顔写真1枚をご用意下さい。パスポートの有効残存期限がネパール入国時6ヶ月以上必要ですので、今一度お確かめ下さい。
ネパールは雨期と乾期に分かれ、このツアーで訪れる時期は乾期にあたります。緯度は奄美諸島と同程度ですが、標高がカトマンズで約1,300m、アスタムで約1,500mありますので、朝晩が日本より冷えます。 日本の同時期の服装をご用意下さい。
信仰心のあつい国ですので、寺院などを訪れる時は現地の人の感情を逆撫でしないような態度が必要です。なお、パシュパティナートなどヒンドゥ教寺院の中には入れず外からの下車観光になります。
ダルバートと呼ばれる香辛料のきいたカレー料理などが多く出てきます。他にチベット系の麺類やチャーハン、ぎょうざなども登場します。はなのいえでは日本食になります。
日本円や米ドルを持参するのが便利です。現地通貨はネパールルピー(Rs)。
都 市 | 行 程 | 食 事 |
1日目(12/17) 成田空港10:00発 (乗継ぎ) カトマンズ22:10着 |
空路、経由地の香港で飛行機を乗り換え、一路ネパールの首都カトマンズへ。到着・通関後、バスでホテルへ。 カトマンズ泊 | 朝 x 昼 機内 夕 機内 |
2日目(12/18) カトマンズ ポカラ |
午前、カトマンズ市内観光。ネパール仏教の聖地スワンヤブナート、旧王宮広場、庶民の広場アサンチョーク、大きな目玉寺で有名なボダナート、ヒンドゥ教の聖地パシュパティナートなどを訪れます。午後、国内線でヒマラヤのリゾート地ポカラへ。 ポカラ泊 | 朝 ○ 昼 ○ 夕 ○ |
3日目(12/19) ポカラ 午前発 シルバリ 午後着 |
午前、バスで一路シルバリ村を目指して出発。(約100km、約5時間) 午後、シルバリ村到着。村人に迎えられ、ホームステイ先へ。村の視察へ。 夜、青年団による歓迎の民族舞踊を鑑賞します。 シルバリ泊 |
朝 ○ 昼 ○ 夕 ○ |
4日目(12/20) ポカラ 午前発 シルバリ 午後着 |
早朝、希望者は展望台までのハイキング。ヒマラヤの朝日を望む。 ステイ先での朝食の後、農作業の手伝いと保存食造りの体験。 夜、村の集会場にて、懇親会 シルバリ泊 |
朝 ○ 昼 ○ 夕 ○ |
5日目(12/21) シルバリ ポカラ |
午前:シルバリ滞在。散策や農業体験など、村の役員との懇談会。 午後:専用車にてポカラへ ポカラ泊 |
朝 ○ 昼 ○ 夕 ○ |
6日目(12/22) ポカラ アスタムコット |
朝食後、専用車にてアスタムコットへ(約1.5時間) 有機農場併設リゾート「はなのいえ」へ滞在 雄大な景色と自然をご堪能ください。 アスタムコット泊 |
朝 ○ 昼 ○ 夕 ○ |
7日目(12/23) アスタムコット ポカラ カトマンズ 23:25発 |
専用車にてアスタムコットからポカラへ ポカラ着後、国内線にてカトマンズへ。世界遺産の街バクタプルを観光します。 夕食はネパール舞踊を鑑賞いただきながらのネパール料理。 夜、空港へ。空路、乗り継ぎ地へ向け出発。 機中泊 |
朝 ○ 昼 ○ 夕 ○ |
8日目(12/24) (乗継ぎ) 成田空港15:30着 |
早朝、香港到着。飛行機を乗り継ぎ、帰国の途へ。 午後、成田国際空港へ おつかれさまでした |
朝 機内 昼 機内 |
ご旅行期間 | 2011年12月17日(土)~24日(土)- 6泊8日(1泊は機中泊) |
ご旅行代金 | お一人様 320,000円 |
一人部屋追加代金 | 38,000円(但し、シルバリ村はご希望に沿えない場合がございます) |
ビジネスクラス追加代金 | 250,000円 |
ご旅行条件 | 定員:18名 最少催行人員:10名 添乗員:同行します 利用予定航空会社:キャセイパシフィック航空 利用予定ホテル:シルバリ村:ホームステイ アスタムコット:はなのいえ カトマンズ:ラデイソンホテル 訪問旅費以外に当社で徴収する諸税等 |