5月3日 憲法記念日。 ゴールデンウィーク後半の初日。
世界お茶まつり2013≪春の祭典≫
【こだわりの無農薬栽培・茶摘み&フランス料理の巨匠!三鞍の山荘お茶フレンチ】ツアー添乗です。
富士を出発したバスは、混雑する由比(ゆい)桜えびまつりの会場を横目に見ながら、 快晴の中、安倍川、大井川を越えて、周智郡森町へやってきました。 新東名・森掛川ICからほど近い、のどかな田園地帯の中にある『朝比奈農園』さんのお茶畑へ。 ここでは、お茶最盛期のまっただ中、 めったに体験できない『新茶の茶摘み』をみなさんに体験して頂きました。小高い山の中腹にあるお茶畑には、目に眩しいほどの新茶が芽吹いています。
江戸時代から農家を営んでいる朝比奈さんが 「健康を考えると、今の農産物はいかに農薬が多いかをつくづく考えさせられる。 いっそのこと自分たちの食べるものだけでも、身体に良いものにしたい!」 そんな思いから、減農そして無農薬への挑戦が始まったとのお話をしてくれました。 そして、同じ思いを持つ農家の方々と連絡を取りさまざまな勉強の末、 現在の無農薬栽培にたどり着いたと笑顔で話してくださった姿がとても印象的でした。 また、これからは息子が跡取りとなって専業農家として 盛り立ててくれることを期待していると将来の展望も語ってくださり・・ 父親が息子へ託す「強い信念・思い」も感じられました。 『朝比奈農園』さん、頑張ってください。みんなで応援します!
いよいよ、朝比奈さん指導のもと『茶摘み体験』スタートです!
基本は『一芯二葉(いっしんによう)』
恐る恐る手を伸ばす参加者ですが、 コツを伝授されるとリズムよく茶摘みを楽しんでいる様子がうかがえました。
用意された袋いっぱいに新茶を摘んだあとは、朝比奈さんのご自宅のお庭でお茶会です。
おいしいお茶を頂きながら、農園のお話に耳を傾けました。
朝比奈さんの栽培方法に共感する参加者は、これから収穫を迎える、 とうもろこし、柿、お米の注文方法を熱心に尋ねていました。
「朝比奈農園」さんをあとにし、 今回のツアー昼食場所である『三鞍(みくら)の山荘』へ。 森町の中心部から北の山の中へバスは向かいます。
人里離れた山中にひっそりとたたずむ三鞍の山荘は、 フランス料理の巨匠、今井克宏シェフが1994年に開業したオーベルジュです。
今回、素材にこだわる今井シェフにお願いし お茶ツアー限定ランチとして、お茶の葉を使った『特製お茶フレンチ』をご用意させて頂きました。 前菜のサラダにはお茶の葉が添えられています。
メインのお肉、魚料理はもちろん、デザートにもお茶が使われ、参加者も大満足。笑顔がこぼれます。
参加者からは 「こんな山奥になぜ、このような素晴らしいお料理が存在するのか不思議でならない」といった声も。
本当に嬉しい限りです。 今井シェフ、三鞍の山荘スタッフ様ご協力に心より感謝いたします。 ありがとうございます!
おいしい空気と爽やかな風、 山々の稜線を眺めながらの贅沢な特製お茶ランチを楽しんだ一行は、
教科書にも紹介される代表的なお茶畑が広がる島田市『お茶の郷』へ。
連休の名物?渋滞を経験することなく到着です。 お茶の郷ではミュージアムガイドツアーを楽しみました。
日本のお茶の歴史と文化、世界のお茶を愉しみ、お茶との密接な関係を体感しました。
一行の中にインドからのお客様がおられ、茶室での抹茶体験も楽しまれたご様子。 皆さん、楽しみ方もさまざまです。
暖かな日差しの中、 まさに自然の中でゆっくりのんびり、心も体もリフレッシュ。 そんなお茶めぐりの一日でした。
今年の新茶はこれから本格的に市場に出回るようで、楽しみです。
さて、本日は家に帰ったら、まずは「お茶」ですね。
また、皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。