2010年11月10日~13日
●韓国の『ポソン郡』という韓国屈指のお茶の郷、ご存知ですか?
11月10日~13日 ソウルから陸路5時間以上かかる韓国の内陸部、ポソン郡という韓国屈指のお茶の郷。
年間なんと500万人もの観光客が集まるというこの都市の秘密をさぐろうと、お茶の経営士のみなさまをご案内させていただきました。
静岡空港からのご出発。 かわいい空港ですから・・知人と会うこと、会うこと、・・・あら恥ずかしい。
12名という小所帯ですし、皆様顔見知りとのことで、空港では、早くも和やかな雰囲気。
さて、ソウルへむけて出発です。
折しも、G20が開催されているソウルですから、空港チェックは厳しく、ホテルの予約も至難の業。
何度か追いだされかけましたが、なんとか踏ん張って本日を迎えております。
一路ソウルへ。
到着後、入国審査はさすがにいつもより厳しい。
チェック後、国内線への乗り換えの為に、一般リムジンバスに乗って仁川空港から金補空港へ移動します。
意外なほどにスムーズ。
当初覚悟していたのとは違い、あまりにスムーズで、国内線の出発までなんと3時間も時間がある。はて、どうしましょ~?
幹事さまのお計らいで、とりあえずゆったりお茶の飲めるスペースで、全員集合。
参加者の自己紹介から始まりました。添乗員や、ガイドにとってはとてもありがたい時間となりました。
参加者の皆様のお名前と顔が一致し、ご参加の目的などを確認させていただきました。
おっと~・・・すでに静岡空港で依頼をうけておりました、スペシャル手配もOKです。
その後は隣接するeマートで食品など、韓国の物価など調査?研究のお時間です。 いよいよ、国内線に乗り込みます。
はぁ~!さすがにチェックが厳しい。
国内線のチェックで、靴まで脱がされたのは初めてです。
係員が総動員、警察も総動員らしく。不慣れな様子がよくわかります。
とにもかくにも、空路、光州へ到着。 ホテルに荷物を預け、近くのレストランで夕食です。
ソウル市内ではもうほとんど見ない韓国映画にでてくるような、ノスタルジックな雰囲気の定食屋さんでの夕食です。
皆さんの反応やいかに?お~!こんなのがいいんだよ~。きゃ~懐かしい雰囲気ぃ~。よかったです。
皆様、地方の韓式の定食ですが、楽しんでいただけたようでした。
明日は早いですから、おやすみなさ~い。
●韓国ドラマ「夏の香り」の舞台にもなった・・メイン視察先『ポソン・大韓茶園』へ
さて、本日はメインの視察先『ポソン・大韓茶園』へ。
まずは、ポソンの農業法人へむかいます。ポソンでは、日本の営農制度を真似た組織つくりがされているそうで、
茶農家数軒がひとつの法人をつくり、そこに企業が1社加わるという組織で、
茶葉はすべてその企業が買い取り、製品を加工・販売しているとか。
みなさま、熱心に説明に聞き入り、たくさん質問しておいででした。 次は、いよいよ茶園です。
私も初めて訪れた時は驚きましたが、茶園の入り口には大きな杉の木立。
まるで箱根のような風情です。入場料もかかります。杉並木をあるくこと5分。
目の前におおきな噴水と、斜面一面の茶畑がひろがります。
「おお~。すご~い。」誰とはなく口にする言葉。
しかし、しばらくすると、「○○さんちの茶園の方が景色がすごいよなぁ~。」
「いやぁ~○○さんちだって負けてないよぉ。」とごくごく冷静に皆様が分析を始められます。
茶園の解説は、当社からポソンの役場にお願いしていただいた専門家。
なんと3年前に静岡で開催された世界お茶まつりにいらしていたそうで、堪能な日本語で対応してくださいます。
今回は夫婦のご参加が3組。韓国ドラマにあやかって「夏の香り」バージョンの熱々2ショットをとりました。
●なぜにここに500万人?!謎は、謎を呼ぶばかり
しかし~!なぜにここに500万人?謎は、謎をよぶばかり。
概要をお聞きしても、みなさん???の中で、茶園レストランで、お茶ビビンパを昼食にいただきます。
素朴な野菜が一杯の昼食。おなかいっぱい。
で、次は予定にはなかったけれど、さきほどの法人でご紹介頂いた「お茶の博物館」へ。
実は、完成したばかり、当社も存在を知りませんでした。
ここ、相当なものです。きれいにコーデイネートされ、皆さんしきりと関心されておりました。
実は目的はこの博物館ではなく、生産者組合の方をご紹介くださり、その方と意見交換する予定でしたが、
うまく連絡がとれずにおりました。
が、なんとバスの駐車場でお待ちくださっており、また、そのかたは先日のお茶祭りで静岡へいらした方らしく、
会長が面識があったことから大盛り上がりです。
韓国の茶業界も大変に厳しい局面をむかえているとか、状況は、いずこも変わらないようです。
ところで、なんで500万人も観光客が来るのでしょうね?
結局は謎のまま・・・(余談ですが、大学院在学中のわたしの研究テーマでもあるのです。)
もっと時間が・・・でもでもKTX(韓国・新幹線)は待ってくれません。
お名残惜しいですが・・さようなら~。
次は静岡でお会いしましょう。
さて、韓国高速鉄道にのって、ソウルへ。
3時間の新幹線の旅、さっそくビールで乾杯しつつ、ソウルを目指します。
駅到着~
降りてみるとビックリ。周りは警察ばかり。バスも駐車ができません。
G20の影響は、すさまじく周りは超渋滞です。なんとか、人混みをかきわけて、バスへ乗り込みます。
以前、ワールドカップの韓国戦の時、市内にいた私は、車が全く走っていないソウルを経験していますから、
この道路規制でかえってすいているに違いないと信じておりましたが、大当たり。
駅前の混雑をすぎるとスムーズにバスは進み、通常20分ほどの行程は、ものの10分でホテル到着です。
●夕食も様々に・・本日は、韓国民芸風の居酒屋です
本日の夕食は、ホテル近くの韓国民芸風の居酒屋。
この居酒屋・・かれこれ10年くらいになるでしょうか?
現地の旅行社の社長と、市内の食事処散策に出かけて、みつけたお気に入りの店。
当時から店舗も増え、日本人など誰もこなかったはずが、いまや時折遭遇するようになりました。
地元ならではの料理と、マッコリ(濁り酒)特製チジミは絶品です。皆様もご満足いただけたようです。
ちなみに、今回の旅では食事は、凝りに凝って手配させていただきました。
何度も韓国を訪れた事がある皆様とお聞きしていましたので、
一般的な観光の皆様が立ち寄られるようなお食事場所ではありません。
さて、本日も元気にご出発。
朝食はホテルではありません。行列のできるたらスープのお店へ・・・
ここは最近、ガイドブックにも掲載される人気店になってしまったため、早
朝よりガイドブック片手の日本人もみかけるようになりました。
●本日は、ベンチャー農業大学の事務局へ表敬訪問です
飲みすぎた朝にはぴったり、お腹いっぱいになって、
さて、本日最初の行程は、ベンチャー農業大学の事務局へ表敬訪問です。
昨年、大学の修学旅行の視察でもお邪魔させていただいた、参加者のO製茶さまも、実際に事務局を訪問され、
この民営大学の概要を改めて知ることにより感慨深げのご様子。
もとより研究熱心な皆様ですから、TPP・FTA問題など、熱心な質疑応答がつづきます。
最後に教授をかこんで記念撮影。撮影後は、事務所のお隣にある、韓国農協直営・24時間オープンのスーパー。
ハナロマートへ。ご視察です。
昼食は、ちょっと高級な雰囲気の中、個室でゆっくりとプルコギをご堪能いただきます。
え~、骨付きカルビも食べたいって?いいんですかぁ~幹事様。
本日この後のご予定は、
静岡出発の際、お客様からリクエストをいただいた、エンターテイメント「NANTA」のショー見学です。
ソウル一の繁華街、明洞に位置する劇場で、1時間40分、お腹よじれるほど笑って頂き、
また、お客様がステージに上がられたこともあり、皆様大喜びでした。
●最後の夕食場所は・・高級料亭にて、現代風「宮廷料理」!
最後の夕食場所は、
大統領府青瓦台の山手側にある、高級料亭にて、現代風「宮廷料理」をお楽しみいただきます。
大きな門をくぐるとお客様に緊張が・・
今日はドレスコードですよと話す添乗員の冗談話に、思わずネクタイを身に付けるお客様もあり、
それほどに、重厚な趣の料亭です。さしずめ、チャングムの世界の離れに落ち着いて、お食事をいただきます。
韓国焼酎も人間国宝がつくられたレアもの。
テーブルにおかれた日本語の本日のメニューを見ながら、皆様最後の夜のお食事を堪能してくださったようです。
さて、ここでサプライズ・・
結婚30周年の記念旅行も兼ねて来ました~と最初の自己紹介で仰有っていらしたOご夫妻のために、
大きなケーキをご用意しておりました。
ろうそくを吹き消し、ケーキ入刀をお二人にしていただくと、誰かれと問わず、食べさせてあげて~。
結局は、メインのお二人はじめ全ての皆様がケーキを食べさせあって、賑やかに宴は終了です。・・
と普通はここでホテルへ戻るところですが、そうはいきません。
朝まで賑やかな東大門市場・はてはカジノも楽しんで・・・長~い夜はやっと終了です。
最終日
周りきれなかった観光地を、時間いっぱいまで周ります。
バス移動中、お客様が「日程表とまるっきりちがうなぁ~」のひとこと。
今頃気づかれました?大丈夫、入れ替わってもすべては周っておりますから・・臨機応変。
とはいえ、皆さん日程表今見たってことですか?(笑)
まずは南大門市場。海苔などの食料品を買い込み、免税店にも立ち寄って、お昼です。
最終日のお昼は、
「カンチャンケジャン(蟹の醤油つけ)」ごはんドロボウといわれるだけあって、
甲羅に乗せて味噌とあえながら食べるとご飯がススム、ススム・・・。
●骨董品街・仁寺洞へ
韓国最後のお食事をお楽しみ頂き、骨董品街・仁寺洞へ。
ここは、緑茶の専門店がいくつもありますので、みなさまへご案内。
研究熱心な皆様、いろんなお茶と、お菓子を沢山ご注文。
けんけんがくがくと話が弾みます。さて、いよいよお名残おしいですが、空港へまいりましょう。
空港チェックイン
ガイドの黄さんともここでお別れです。 参加者の皆さんにも負けない元気印の黄さん。
しっかりみなさまとも意気投合でした。
名古屋セントレア空港着。
ここから貸切バスで、各IC経由での帰路となります。
それにしても、バス内でも皆様とっても元気。 一人また一人と降りられると淋しくなります。
ありがとうございました。また、次回ご用命くださいませ。