2010年10月9日から10日
●金山争奪!静岡市VS身延町 安倍峠を目指す自転車レース、ヒルクライムイベント!
今回のツアーは、戦国時代に徳川氏と武田氏が両地区にある金山の領有をめぐって争ったという歴史をいかし、
静岡市と身延町の交流イベントとして企画された記念すべき【第1回 ツールド・安倍峠2010】応援・観戦ツアーです。
それも、応援しながら自然散策と「梅ケ島温泉」も満喫していただける盛りだくさんコースとなっております。
さぁ~いよいよ スタートです!
【第1回 ツールド・安倍峠2010】は
「全国で初めて静岡市と身延町の2箇所から同時スタートで安倍峠を目指す自転車レース、ヒルクライムイベント!」
詳しくはこちらから。
●あまりの雨の激しさに・・・
10月9日、土曜日 お昼過ぎ・・
静岡駅南口にて雨が降りしきる中、ツアーお客様のご集合を待つ。
私は、目の前に颯爽とあらわれた3人娘?様に目が釘ズケになってしまった。
なぜならば、これが真のトレッキングの服装かぁ~!と感心してしまうほどの華麗なる完璧なお姿の登場であったから。
雨にかろうじて耐えられる程度の服装であった自分にやや恥ずかしさを感じながらも・・
お客様の心意気とたたずまいに気合いスイッチ!ON!
テンションをあげながら・・めざせ安倍峠!いよいよ出発です!
静岡駅より1時間ほど北上したところにある梅ケ島温泉を抜け、安倍峠へ向かう途中。
道路脇では、昨日からの激しい雨により落ちた枯葉や土砂を片付ける静岡市の方々や事務局スタッフが緊張感を漂わせながら、
明日の大会準備に追われておりました。道路整備と交通規制にパトカーも行ったり来たり忙しそう。皆様、御苦労さまです!
●本日のメインイベント『安倍峠のトレッキング』入口に到着です!
「あれ?雨がかなり激しくない?!」
「こんなんでトレッキングできるの大丈夫?」なんていう言葉も交わすことなく・・
軽装な方には、次々にレインコートが配られ、出動態勢が自然ととられるようになっておりました(笑)。
いうまでもなく・・3人娘様は、やる気満々、準備万端ですのでレインコートサポートをうけることなく、目を輝かせながらバスを降りられ、
トレッキングの案内人“ようこそ梅ケ島(梅ケ島旅館組合の皆さまです)”のお話を熱心に一番前で聞いておられました。
本当に頭がさがります。それでは~皆さま、いざ、出陣!!
●「鹿さん達の楽園」と言われているその場所は・・・
こちらの木をご覧ください。木の下がきれいにはがされていますよね。 誰が犯人だと思いますか?実は・・・鹿さんです。
鹿さんが食べちゃうらしいです。 ここは、人生の楽園?ではなかった・・
「鹿さん達の楽園」と言われている場所とのことです。
●この葉っぱの名は?
「この葉っぱ、香りを嗅いで、食べてみてください。どんな味がしますか?」とインストラクターさん。
「えっ?食べれるの」パクっ!・・・・この味は確か・・・どこかで・・・とツアー参加者のYさん、Mさん。
木の名前を伺ったのですが・・確か、黒妻ようじ?だったかしら?教えてもらったのにすみません。
もう忘れてしまっております。
これが安倍川の水源地!「源(みなもと)」ですよ~。ただの水たまりではありません。失礼!
●梅ケ島温泉 宿泊 民宿「力休(りきゅう)」さんと民宿「湯の華」さん。
今日の宿泊は、先ほどトレッキングのインストラクターとして、ご一緒いただいた「力休(りきゅう)」さんと「湯の華」さんの2箇所に分散です。
こちらは、「湯の華」さんの夕食メニューです。
手作りこんにゃく、煮物、野菜のてんぷら(写真左上のおいし~い葉っぱのてんぷらは「しきむらさき」の葉です)栗ごはん・・
などなど旬の野菜がもりだくさん。懐かしいふるさとの味がいっぱいでとってもおいしかったです。
「湯の華」さん、温かいおもてなし、ありがとうございました!
●レース参加者が、フラフラになりながらも笑顔で・・・疾走!
10月10日、日曜日
朝、目覚めると・・・あんなに降っていた雨がやんでおりました。レースが今日で良かった!と皆で喜びあいながら・・
宿泊した「湯の華」さんの道路前でみんなで応援!!
「ファイト、がんばって~!」の声援にレース参加者はかなりフラフラになりながらも笑顔で応えてくれました。
安倍峠は坂の勾配がかなりきついので選手の皆さん歯をくいしばり本当に大変そうでした。
そんな必死な形相を見ているとなんだか見知らぬ人でも応援に力がはいりますね♪
●実は、山梨側では・・・大変なことに
静岡側は、お天気もよく、レースは実施されたのですが、残念なことに山梨側のレースは大会前日からの大雨により
レースが中止となってしまいました。
●大会前日、9日。山梨県側では激しい降雨により、大雨注意報が発令!
ツール・ド・安倍峠2010のコースである林道「豊岡梅ヶ島線」の身延町大城の連続雨量が
9日18時30分の時点で既に65mmに達していること、
(身延町大城は、時間雨量10mm又は連続雨量50mmで通行が規制されることとなっている)
今後夜半にかけてさらなる降雨が予想され、明朝8時のレース開始時点までに規制が解除されることはないとの判断により、
山梨側大会事務局は、苦渋の決断ではありましたが・・中止を発表。
遠方からの参加選手は、既に前日から山梨の温泉宿などに宿泊をしていたようですが、
大会の中止を聞き・・とても残念がっていたとのこと。また、参加エントリーをしていた多くの選手が、
次回の開催を願うコメントと同時に山梨側で準備を進めてきたスタッフの労をねぎらう(WEB等)コメントが多く掲載されていた・・・
との話を後から聴き、いくら天候のせいとはいえ、
そんな状況下でも他者を思いやれる選手の皆さんの器の大きさに感動です。
山梨側の選手の皆さん、来年は、必ず安倍峠でお会いしたいですね~!静岡からも応援してま~す!
・・・ということで、静岡側だけの熱い闘い!レース「ツールド・安倍峠」となりました。
●本日のメインイベント!砂金採り体験/日影沢金山へ
レースの結果が気になりつつ・・本日のメインイベント!砂金採り体験/日影沢金山へ。
バスで「魚魚(とと)の里」まで下り、そこから「ようこそ梅ケ島」の案内のもと、まずは日影沢金山散策です。
雨あがりのせいか・・まるで“もののけ姫”にでてきそうな苔むした自然がたくさんあり、自然のすばらしさにしばし・・茫然。
更に歩いていくと『金山』入り口が・・・
案内の方から、昔、この山で『金』掘削のため、大人はもちろん、小さなこどもも狭いトンネルに入りお手伝いをしていたとのこと。
その際、事故により多くの子供が犠牲になっていたとの話を聞き、光輝く『金』の裏側にひそむ「光」と「陰」を感じました。
●ようやく本日のメインイベント『砂金採り』体験場所へ到着
これより、第1回 平成戦国絵巻 安倍峠の陣『梅ケ島日影沢金山』にて『金』争奪戦の開始です!
・・・といっても本当の『金』を探すには、とても大変なことですので、
ここはあらかじめタライの土の中にある金粉?を探しだす作業となります。でも、その作業、甘くみてはいけません!
まずは・・・各自、手渡された青い容器に金粉がはいった土を救いあげ、次はタライの中にある濁った水で流すのではなく、
川の清流を上手く利用しながら、両手をうまく使って水と土を少しずつ出しながら、キラッ!!と輝く『金』を探すのです。
最初は、みなさん、笑いながら・・・作業を行っていたのですが、しばらくすると『金』の魔力に引き込まれたのか?!
真剣に何度も何度も土をすくっておりました。そこのお姉さま~「これで指輪つくれませんかね?」なんて、本気で聞いてます?
おじさん、心なしか・・笑顔がひきつっていましたけど・・笑。 でも、皆さん楽しく「砂金採り」体験していただいたようで良かったぁ~♪
●ヤマメを釣り上げ、「魚魚(とと)の里」にてバーベキュー
「砂金採り」体験の後は、「魚魚(とと)の里」にてバーベキューです。 まずは、自分の食べるものは自分で・・ということで、
各自、釣り堀にてヤマメを釣り上げたところで食事にありつけるというしくみになっております。
やはり、働かざる者食うべからず?ですかね。まさに、体験から学ぶ「生きる知恵」?!もちろん、残さずおいしくいただきました。
そして、このバーベキューにて、昨日から2日間にわたり行ってきましたサバイバル?ツアーではなかった・・
第1回ツールド“安倍峠”観戦と秋の梅ケ島温泉満喫の旅もこれにて終了。
●楽しくなければ体験じゃない!?
もちろん、皆様を静岡駅までバスでお送りしてから解散ですが、
ツアー参加者の皆さんが雨ニモマケズ、風ニモマケズ・・の不屈なチャレンジ精神にて、
明るく元気に体験を楽しんでいただいたこと、心から感謝申し上げます。
また、安倍峠の自然散策、トレッキングなどご指導いただきました「ようこそ梅ケ島」様の皆様、静岡市役所ご担当の皆々様、
ご協力誠にありがとうございました。
これからもレイラインは、豊かな自然をいかした体験と地元の方々の温かなふれあいを通じて、参加された方々が元気に…
そして地元の方々も元気になっていただける。そんな旅のご提供ができるよう努力してまいります。
皆様、2日間本当にお疲れ様でした!