式年遷宮(しきねんせんぐう)・・・ご存じですか?
簡単に言うと伊勢神宮で20年に一度、神様を新しい神殿におでむかえする行事です。
と一言ではいえない、実は大変な行事です。
正殿はじめ御垣内すべての建物を新たに新築し殿内の装束や、神宝などすべてをお遷し申し上げる というこの行事。
第一回目の式年遷宮は特統天皇4年(690年)といわれ、戦国時代に一時中断されたものの、 1300年続いてきた一大事業なのです。
さて、来年平成25年(2013)年は 第62回式年遷宮・・・
今、伊勢神宮は新たな御社の建設と、そのおとなりに旧社が存在する、不思議な空間となっており ます。
この数年間、伊勢神宮に詣でるお客様は右肩上がりに上昇中なのだそうです。
特に、震災後に参拝者がとても増えたとか?
やはり、人間の力は微力で、神の力を・・そんな思いなのでしょうか?
この時期だからこそ・・とある異業種グループの皆様から伊勢神宮へとのリクエストを頂き、 ご案内してまいりました。
本日の目的は正式参拝
これは、神宮の正殿前、皇族方だけにしか立ち入りが許されない参拝場所のちょっと手前 、
一般人がお参りできる最前にお参りするというもの。 ここに参るにはまず、服装は正装でなければなりません。
男性はもちろん背広、女性は、皇族方がローブデコルテをお召しのように、スーツで色も黒が基本と 決められています。
神宮のご担当から、「その服装は神殿にそぐいません」とお断りされる方もある ようです。
ですから、今回はみなさんご覧のように正装です。
神宮は外宮から参り、内宮へが正式、外宮入り口で伊勢の案内人、いつもお願いしている名物ガイドの容子さん と待ち合わせです。
しめ縄で囲まれたところが新しい御社の建設地・なんたってすべての建物がお引っ越しです。
外宮にて正式参拝の後は、名物伊勢うどんを頂き、内宮へ・・・・ 五十鈴川の橋をわたります。
この橋も新たにつくられたもの、20年で20cmもすり減るの だそうです。
すばらしいでしょう・・このショット・・・場所はねえ・・・内緒。
いよいよ、内宮・正殿へ この階段も、そっくり左側へ移ります。 すでに新しいすばらしい階段ができておりました。
正殿での、正式参拝は、撮影禁止。 写真がなくてごめんなさい。 でもこの厳かな儀式。ぜひ体験なさってください。
伊勢神宮の正殿では、個人的なお願い事をしてはいけないってご存じでした?
ただひたすら、祈る・・・世界の為に、日本の為に・・だそうです。
でもでも、神社でお願い事しないなんてねえ・・ というわけで、この神社が個人的お願いの受付場所・・・本当ですよ。
案内人の容子さんに聞いたんだから・・・ ごゆっくりとお願い事いたしましょう・・・あれと、これと、それと・・っていくらお賽銭?
ちなみに、神社での参拝は、2礼2拍手1礼といいますが、神様に、わたしに気づいてくだ さいって2回手を打つそうで、
お願い事の最初に、自分の住所と名前を言ってから、「これこれお願いします」って念じるのです。
そしてどうぞよろしくと1礼。
これまで、神社にいくらお参りしても御利益になかった方は、神様が、あなたがどこのだれか?
って知らないから・・かもしれませんよ。
お参りを終えて、人気のおかげ横町を散策、名物きゅうりの1ポン漬けを、ほうばり、コロッケを 片手にビールも頂き、
赤福本店ではかき氷と・・・時間いっぱいまで楽しんで、さあ帰りましょう。
お若い方ばかりでしたが、正式参拝という、ちょっとできない体験は皆様大満足のご様子でした。
参加者の中には、神宮のご近所でこどもの頃から遊んでいた。「神宮なら俺に任せろ」って方も おいででしたが、
名物ガイドの容子さんの説明に、知らないことが山ほどあったとか・・・
みなさんも伊勢神宮へお訪ね下さい。