2010年10月30日
●華麗なるお茶と食の饗宴!第二段!
鉄板焼き&欧風料理『ルモンドふじがや』と岡部町・玉露名人『東平さん』登場!!
本日、10月30日。 レイライン企画ツアー『お茶の静岡を探るたび(10/27~10/31)』の3日目。
コースF:ルモンドふじがや/岡部町の東平さん玉露
本日は、台風14号の影響で朝から・・・雨。 どうしてこのタイミングで台風が来るかなぁ~!とお空を見上げ、
やや恨み節。 でも、こんなお天気だからこそ、気分を変えて、ココロは晴天!頑張るぞ~!!
バス出発時間9:00
幸いなことに台風のJR遅れもなく・・(ありがたい!)18名のツアーご参加全てご集合。
バスに乗り込み、お客様を見渡すと「こんな台風ごときで負けてはおられませ~ん」
といった意気込みがヒシヒシと感じられる皆さん。
なぜか笑顔!笑顔!皆さ~ん、ありがとうございま~す!心に太陽。いざ、出発!
9:30
藤枝市岡部町にある玉露名人!前島東平(とうへい)さん茶園に到着。
静岡県内でも知る人ぞ知る東平さんは、玉露づくりの名人と呼ばれ、
第1・2・3世界緑茶コンテスト最高金賞受賞、全国茶農林大臣賞受賞と数々の賞を受賞しています。
★静岡県藤枝市岡部町北部の朝比奈地区は、宇治(京都)、八女(福岡)と並ぶ「玉露」の3大産地として、全国に名を馳せています。
本日は雨のため、園主 東平さんが経営している「あづま民宿」の中で
パネルやTVを見ながら“こだわりのお茶栽培方法”を伺いました。
東平さんのお話はお寺の住職さんみたいに人の心をおだやか~に、あたたかくしてくださいます。
皆さん、東平さんの人生訓に深く頷いて、聴いておられました。
お話の後は、東平さんご自慢の玉露を『すすり茶』で皆さんで試飲。
お茶椀の蓋を少しずらして…こんな風に飲み干すのです。
飲み終わった後、皆さんがいっせいに『えぇ~!今まで、こんなおいしいお茶飲んだことな~い!』
『こんなお茶の味は初めて!』と驚愕な表情でした。
これが噂の東平(とうへい)マジックかぁ~!?と妙に変に納得してしまった私でした。(笑)
お茶を飲み終えた後は、更にこの『茶葉』を食べていただこう!ということで、
「茶葉」に鰹節をふりかけ、ポン酢を入れて、召しあがっていただきました。
皆さん、そのおいしさにまたまた驚きの表情。
それも、その「茶葉」を食べるお箸が「茶の木」というところが・・・これまた、東平さんの粋な演出でニクイ!
思わずブラボ~~!ブラボ~~!(すみません、ハイテンションで)
東平さんの笑顔に見送られながら、
『自分は皆に褒められると嬉しいから、皆が喜ぶ顔が見たくてお茶を育てています・・・
おだっくいなんですよ。(静岡の方言でお調子者の意味)ただそれだけ』とおっしゃられていた東平さん。
東平さんの玉露が国内で認められ、世界でも認められる由縁がとてもよくわかりました。東平さ~んありがとう!!
次なる場所は、この日のために『ルモンドふじがやさん』が特別に考案していただいた
世界お茶まつり限定欧風料理ランチ&オリジナルお茶スイーツがいよいよ登場です!!
11:50
バスを降り店内に入るとさすが老舗の風格。
鉄板をぐるっと囲む広々としたテーブル、静岡の街中が見える大きなガラス、
間接照明のあかりが外の暗さと対照的に更に店内の雰囲気を醸し出しておりました。
そんな、雨音さえもショパンの調べ?のような、優雅な雰囲気にお食事前から皆さんリラックス。
ルモンドふじがやさんでは、こんな風に目の前でお魚、お肉、お野菜などを焼いて、お客様に召しあがっていただきます。
参加者皆さん思わず、「ほっ~!」とお声が上がってしまうほどシェフの見事な手さばき。
そんな手さばきに見惚れながら「この食材はどこで採れたのものですか?」なんて…シェフとの会話も楽しんでおられましたよ~。
今回のメニューを一部ご紹介。 魚料理:ヒラメのポワレ&抹茶を練りこんだヌイユ(フランス語で麺です)
今回、遠く香川県高松からご参加いただいた方からは
『こんな風に静岡の地元レストランでゆっくり食事をしながらお話できるのも楽しくて嬉しいですね~』とおっしゃっていただきました。
また、高松の情報交換もしたりして・・こちらも勉強になりました。ありがとうございました!
是非、また『静岡』にお越しくださいね♪
そして最後のスペシャルデザート。
お茶スイーツ『抹茶ロールケーキ』が登場です!
お客様とお話されているのが「お茶スイーツ」を作っていただいた白鳥智香子さんです。
抹茶ロールケーキは、ふわふわの抹茶スポンジにホワイトチョコレートのクリーム、
抹茶ババロアと二層のクリームが絶妙なバランスではいっておりました。
また、抹茶ロールに付け合わせででていたオレンジ色とグリーン色のシャーベットは女性の皆さんから大絶賛!
そのオレンジ色とグリーン色の素材の正体は何かわかりますか?
実は・・お野菜です。(正解:オレンジ色:パプリカ グリーン色: )
また、お料理の合間、合間に絶妙なタイミングで出して頂いたお茶もお料理とベストマッチング!
さすが、静岡のお茶の味と品質を知りつくすパティシェでもあり、
日本茶インストラクターでもある智香子さんならではのおもてなし。
お茶スペシャルランチ&お茶スイーツは、皆さん本当に大満足の様子でした。
バスお見送りの際は、『ルモンドふじがや』さんのスタッフ全員が雨の中、
大きく手を振って見送っていただき、本当にありがとうございました~!
スペシャルランチを堪能していただいた後は、
世界お茶まつり2010のメイン会場であるグランシップへ移動。会場内は各自、自由見学。
今年は何やら昨今の紅茶ブームで静岡紅茶はじめ世界各国の紅茶ブースが目立っておりました。
16:15 静岡駅到着。
朝から台風の影響で激しい雨と道のりが心配されましたが、雨にも負けず、風にも負けず・・
ツアー参加者の心意気と受入れの方々の心意気が見事に重なり、何事もなく無事終了!
あらためて『人』の出会いの素晴らしさと人の温かさに触れた一日でした。
皆さん、本当にありがとうございました!お疲れ様でした~!
後日談として・・・。
今回のコースとは別コース(コースB)参加者の中で、
なんと!40年ぶりに前島東平さんと再会されたお客様がいらっしゃったとの報告を受けました。
東平さんも40年ぶりの再会に本当に喜んでいらっしゃいました。
40年ぶりの再会を果たしたその方は、照れていたせいか?はたまた、驚かそうとしたのか?
東平さんとお会いして、すぐにはそのお話には触れず・・・
しばらくたってから、40年ぶりの再会を打ち明けたとのこと。そこで、東平さんもビックリ!
40年前。その方が若かりし青年だった時、お茶の研修にて静岡を訪れ、
その際に、東平さんの指導とお人柄に感銘を受け、
『お茶栽培への専念』と『高き志』を強く心に決め、地元、愛知県へ帰ったとのこと。
・・・それから40年。
『人生の恩師』である東平さんの写真を当社ツアーの中で偶然にも(きっと必然ですね)発見!
再び恩師に会いたくなって、今度は伴侶を伴って再会を果たされたそうです。
そんな、人生を変える『一期一会』って本当にあるんですね。
人の『絆(きずな)』・・・大切にしたいですね!