2011年3月17日
●知らなかった~日本の食文化の奥深さに感動です!
今回は、“徳川ゆかりの地を歩く お茶の静岡を探るたび”ツアー
Bコース:「錦町通り散策&御所丸 お茶懐石とお作法講座」のレポートです。
今回のツアーレポーターは、なんと!ツアーにご参加頂きました静岡市相良出身の通称:ダンディYさんです。
初めて弊社お茶ツアーにご参加頂きましたダンディYさんは、
今まで自称歴史マニア?として、地元のことならお任せ下さい!と自負していたようですが・・
このツアー参加後、
「この地元で・・こんなに知らないことがあったなんて驚きです!」 とツアー終了後、
興奮冷めやらぬ(おおげさか~)感じで感想をおしゃっていただき、
更には、ツアーレポートも送って頂き・・本当にありがたい限りです!感謝!
ということで、今回は、ダンディYさんの感性溢れるツアーレポートを一部抜粋しながら、ご紹介させて頂きます!
もちろん、ご本人ご承諾の上です。
それでは、ダンディYさん!レポートのはじまり・・はじまり・・
JR静岡駅 竹千代像の前に集合した一行は、まずは呉服町通りを北上、
竹茗堂の前へ さすが創業天明元年の木製の表看板には重厚たる存在感が・・・
(ガラスケースに入っていたため光の反射で写真とれず)
(静岡市役所の新館と旧館のデュエット)
左側の格子の向こうには、富士山をイメージした築山が。 紅葉庭園/茶室
(紅葉庭園/お休み処からの築山)
(壁の骨組みをそのままむき出しにし、桟としてデザインした障子窓)
古の城郭と近代建築が青く澄んだ空に映えていました。
(駿府城 巽櫓と静岡県庁)
閑古鳥はカッコウのことと聞いていましたが、
中国由来で、事件が起き兵を集める時鳴らすこの諌鼓に
鳥が巣を作ってしまったほど平穏である・・・ことが起源とのこと。
(浅間神社/神楽殿の鴨居にある、中国のかんこ(諌鼓?)と鳥の彫刻(黄色の○内)/かんこ鳥!?)
蒔絵のお膳に載せられた 一文字飯と御御御つけ&向付け
「おみおつけ」を「御御御つけ」と書くとはビックリ! 御を三つも付ける「有りがたいもの」と聞きナットク。
ご飯は食べかけではありません。最初の一膳は「陰」。月(夜)のイメージ。
お替わりのご飯は、お椀に丸く盛ること(満月)。
丸いお椀は手に持って、角のある(八角まで)器のものは お椀の蓋に載せて口元へ・・・
知らなかった。 四角など角のあるものは大地。台地は動かないから・・・と聞き二度ビックリ。
底の角が丸みのあるお櫃
このお櫃の底の角は丸みがある。米粒を残さぬよう掬える、まさに匠の技。
本命登場/御抹茶と干菓子
↑源氏香のマークを型抜きしたものと黒糖のコンペイトウ。香り高い抹茶とのコラボに感激。おいしかったぁ~。
車社会の中で、たまにはこのような「時速3キロの旅」もいいですね。
この「旅」で、見過ごしていたもの、改めて深めたこと、解ったこと、新たに知ったことなど山ほどあり、
いかに自分の知識が浅かったかと今更ながら赤面しております。
なんたって、旧東海道が呉服町を通っていたなんて・・・ああ、恥ずかしい。
茶懐石では、日本人の奥にある恐いほどの感性と、そこから湧きでたであろう技に感動しました。
作法と暦、いや暦から生まれた作法か、太陽と月、昼と夜、自然への畏敬の念、
すべてがこの茶懐石に織り込まれているように思われました。
いずれにしても、レポートには書ききれない程のたくさんの体験をさせていただきました。
本当にありがとうございました
以上でダンディYさんのレポートは終了です。
ダンディYさん!
素敵なツアーレポート本当にありがとうございました。
これからも、県外のお客様はじめ、地元の方に喜んで頂けるツアーをたくさん企画して参りますので、
皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。